国際シードルメッセ レポート
2016年4月10日 ドイツ フランクフルト市のパルメンガルテンを会場に、
第8回国際シードルメッセがInternationale Apfelweinmesse 2016が開催されました。
今年は、日本をメインゲスト国として、日本から3社が出展。
また、大変光栄なことに、ヨーロッパで日本酒文化を発信されているUeno Gourmetさん、日本政府観光局とご一緒しました。
世界各国から100社を超えるシードルメーカー、関連食品等企業、各種団体が参加し、400銘柄以上のシードルが集結しました。
開会式は、お琴の演奏をはさみながら進行し、会場の皆さんに感動を与えていました。
在フランクフルト日本国総領事の神山総領事から、来場の皆様へご挨拶がありました。
今回出展の3社にちなみ、
タムラファームさんのある青森県弘前市は、日本のシードルの発祥の地と言われていること、
南信州まつかわリンゴワイン振興会さんのある長野県松川町は、果樹栽培100周年を経過したこと、
そしてPoshシードルのある長野県飯田市は、日本のリンゴ栽培の父 田中芳男 男爵の生誕地であることをご紹介いただきました。
もちろん最後には、恒例の「アップルワインの歌」の合唱も。
11時になり、いよいよテイスティングタイムが開始。
当初から日本ブースは大変多くのお客様で混雑しました。
ポム・ドール賞を受賞したタムラファームさんのブース。
現地通訳さんと一緒に、ひっきりなしのゲストに丁寧にご対応されていました。
松川町のみなさんは、お着物や、折り鶴、翻訳パンフレットなど、チームワークと丁寧な接客が光ります。
ポム・ド・リエゾンも大活躍!
一年熟成しているPoshも好評でした。本会理事たちがサーブや商品説明を行いました。
「Posh」って意味わかって名付けているの?と聞かれることがありましたが、
『「音」が由来なんですよ。フランス語の「ポム」と、泡の「シュワッ」です、と片言の英語で伝える場面も。
常に多くのゲストが訪れる日本ブースで、現地通訳の3名の皆様には、大変な想いをされたかと思います。
本当にありがとうございました。
一方、見本市の場数を踏んでいる田村社長や後藤理事長、まし野ワインの竹村醸造家は、さすがの貫禄。
そして、いつもリンゴ農園でお客様をお迎えしている2人のマダムは、笑顔を絶やさす素晴らしい対応でした。
やはり、リンゴ生産地の持つ人材のポテンシャルの高さ、そして、ポム・ド・リエゾン有資格者の知識と経験の基礎力を、海外のフィールドで改めて実感しました(ちょっと上から目線な発言で、気を悪くされたらごめんなさい。)
というデポジット制のグラス貸し出し。入場料以外に、5ユーロでグラスを借りて、帰りに戻せば5ユーロ帰ってきます。
日本のイベントでもぜひ採用してみては!
(ちなみに私はグラスが迷子になりました・・・というわけでグラスを割る以外でも、きちんと「お片付け」できることが重要です!!)
国際シードルメッセは、毎年開催されています。世界のシードル生産者とつながるとてもよい機会と思います。
日本シードルの輸出、或いは商品開発や品質向上を目的に出展を希望される日本のメーカーの皆様、
また、各国のシードルの輸入をお考えの事業者の方で、ご興味のある方はお気軽に本会までお問合せください。
よろこんで主催者へお繋ぎいたします。
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● メッセ当日のカタログはこちらからダウンロードできます。